相依性

Interdependence

 

私は「線」という造形要素を表現の基盤とし、存在とは何かを探求をしています。

表現の源泉には日本・東洋的な精神があり、特に仏教の「相依性」という概念に親和性があると考えています。
「相依性」とは、全ての存在は相互に依存して成り立ち、その本質は「空」だと説いた仏教思想の1つです。「線」という造形要素は、相互依存の関係性の現れのようであり、制作を通じて線について考察していく事で、存在への問いに繋がると考えています。

また、生と共に死を見つめ、枯れの美、さらには死の中にある美の追求をしています。